会長挨拶
本年4月より富山県整形外科医会会長を仰せつかりました澤口でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 新型コロナウィルスの再流行が懸念される中、厳しい状況での日々の診療まことに気苦労の多いことと拝察いたします。 私は、杉木 繁隆前会長、並びに役員の皆様の長年のご尽力により発展してまいりました富山県整形外科医会を益々盛り立てるべく、新役員の皆様のご協力をいただき、 力を尽くす所存でございます。本会は、出身大学や医局、開業医、勤務医の垣根なく会員間の良好な関係を築いてきております。今後もさらに富山県の整形外科診療発展のため、 学術講演会、保険請求説明会などを定期的に開き、会員相互の親睦も深めてまいりたいと思います。そのためには何よりも会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。 さて、ご存じのように世界に先駆けて超高齢社会を迎えた日本は、現在65歳以上の人口はすでに28.1%であり、30年後には38.1%なると予想されています(令和元年版高齢社会白書)。 また介護が必要になった原因として、骨折・転倒が10.8%、関節疾患が7.0%と整形外科疾患が大きな割合を占めています(平成28年国民生活基礎調査の概況)。 そのため今後ますます整形外科診療の重要性が高くなってくるのは確実です。富山県整形外科医会の活動を通して、この需要に応えるようにしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
富山県整形外科医会 会長 澤口 毅