ロコモティブシンドローム
「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)とは、骨や関節、筋肉、動きの信号を伝える神経などが衰えて 「立つ」「歩く」といった動作が困難になり、要介護や寝たきりになってしまうこと、または、そのリスクが高 い状態のことです。略して“ロコモ”といいます。
個別の病気だけでなく、全身の状態から要介護の可能性をチェックします。
誰でも加齢とともにリスクが高まるものなので、50才以上の方では その70%の人にその可能性があると言われています。早めに対策を始めることが大切です。
ロコモはメタボリックシンドロームと並ぶ深刻な社会問題として、最近注目されている新しい考え方です。
メタボの原因が内臓脂肪の蓄積であるのに対し、ロコモは運動機能の低下が原因でおこります。 どちらも、高齢化社会の中で注意すべき国民病といってよいでしょう。
ロコモになってしまうと、メタボや認知症を併発するケースも少なくありません。
メタボもロコモも、現代人の健康寿命を延ばすカギです。 歳を重ねても生活機能が低下しないよう、今から予防と対策を心がけましょう。